コンピュータ画面上におけるオンスクリーン表現の形式であり、最も代表的なGUI(グラフィックユーザーインターフェイス)形式である。表現形式として、具体的には操作画面にそれぞれ独立した小さな画面をあたかも「窓のごとく」開け、その中に画像や映像や文書などを表示する機能を備える。つまり、「窓」というメタファーを操作画面上の表示領域に設けることである。画面内に窓が開いているように見えることからウィンドウという呼称になっている。 対して、ファインダーという呼称も、画面操作上でのメタファー的な表示形式である。パソコン用OSであるMacOSやWindowsではすでに一般的に確立された形式であり、普遍化されてしまっている。ウィンドウのデザインや機能はOSやアプリケーションソフトによって異なるが、一般的にはタイトルバーがありこれはメニューバーと呼ばれる。そのバーからはポップアップメニューやポップダウンメニュー形式でさらにディレクトリーの選択が可能な操作となっている。 ウィンドウには、そのサイズ調整用のボタンやウィンドウを閉じるボタンなどが付いている。個々のウィンドウはユーザーが自由に移動させたり、サイズを変更したり、重ねて表示させたりすることができるとともに、その移動形式・サイズ変更方式・重層方式などによって、ディレクトリー構造化をどこまで ユーザーフレンドリーなユーザビリティにするかが今なお課題となっている。 インターフェイスデザインにおいては、ウィンドウ上でのアイコンやスクロールバーなどの設定はすでに常套手段となっている。そこで、これらの操作画面上での革新的なデザインとは、ウィンドウというメタファーを離脱した新たな表示形式、メタインターフェースデザインが求められている。特に、ユニバーサルデザインとしてのGUIが必然である。