金沢21世紀美術館・開館5周年記念展「愛についての100の物語」において、川崎和男教授が、「いのち・きもち・あい・かたち」と題して、講演を行いました。整理券の配布には長い列ができ、多くの方が講演を聴きにこられました。
「あい」というテーマを、本質的な意味から紐解き、一人称・二人称・三人称というキーワードを挙げ、お話されました。一人称のデザイン=人工心臓、二人称のデザイン=アイウェアー、三人称のデザイン=PKDプロジェクトと言う関係を提示することで、川崎教授ご自身のデザインワークを論じ、さらにPKDプロジェクトの今後の広がりとして、BOPビジネスの将来性を語られました。質疑応答では、美術大学の教員からその生徒、ベンチャー企業の方などからの質問が飛び交い、川崎先生も、厳しくも激励する言葉を投げかけていらっしゃいました。広い範囲にわたり議論が交わされ、盛況のうちに講演は終了いたしました。