日本船舶海洋工学会春期大会において、「海洋デザインの自然主義と人工主義」と題して川崎教授の特別講演が行われました。本講演には、学会員の皆様や様々な大学の学生が参加しました。
講演では、まず先生の自己紹介を兼ねて、アメリカ副大統領候補であったサラ・ペイリン氏をはじめ様々な著名人に愛用されているKazuo Kawasaki Ph.D.のメガネをもちいて、デザイナーとしての活動の一部を紹介されました。次に、調和と秩序のある、「海」への自然主義の見直しと人工主義の先端デザイン導入の提案がありました。また去年川崎先生の受け持たれている大阪大学、神戸大学、大阪府立大学の3大学合同授業である「マリタイムデザインストラテジー」の授業で、学生からでたアイデアやそれらのポスターによる発表内容も紹介されました。最後に海事分野のみならず、貿易立国日本の今後のビジネス展望においてのBOP(Bottom of Pyramid)層を意識したものづくりについても言及されました。
質問のコーナーでは、去年川崎先生の授業を受講していた生徒をはじめ、様々な質問があり、川崎先生はそれぞれの質問に丁寧に答えられ、和やかなムードの内に講演は終了いたしました。