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2009.3.6.　

2008年度福井県経営品質賞表彰式・福井県経営品質協議会10周年記念事業

「不況脱出のためのデザイン経営戦略」

Host: 福井県経営品質協議会▶▶

「福井県経営品質協議会 創立10周年記念事業 2008年度福井県経営品質賞表彰式」にて「不況脱出のためのデザイン経営戦略」と題しました川崎和男の講演が行われました。
この「福井県経営品質協議会」のロゴや賞状・トロフィーは、10年前に川崎和男によってデザインされ、今日に至るまで企業と人間と時代への希望を経営理念とするシンプルさの象徴となっています。
県内外の経営者や一般の方々が多く来場され、予定の200名を大幅に上回る盛況ぶりとなった今回の講演は、「不況脱出」をキーワードに、現在の世界情勢と資本主義への冷静なまなざしから「デザイン経営戦略」について熱弁を振るいました。資源の乏しい日本が、産業立国としてめざしていくべき先端的な技術開発、研究成果を紹介し,素材開発や革新的な構成など、全社的な「ものづくり」へデザインを導入する意味や具体的な成果を述べました。
メガネと人工心臓、このふたつの具体例を入り口にして、現在の世界的不況＝「資本主義の崩壊」に対する考察。マルクスの「資本論」、シュンペーターの「社会階級論」などを紐解きつつ、ビジュアル・ダイアグラムを用いながら2画面の演出的なプレゼンテーションを展開します。
日本企業の現状を変革すべく、キリスト教的な倫理観からの脱却と、日本人として仏教・儒教・神道への回帰を提示します。経営MATRIXデザイン戦略として、マトリックスによる思考フレームを具体的戦略としてとりまとめ、最後は福井市出身の川崎和男が、敬愛する橋本左内の辞世の句をもって締めくくりました。