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第2回「澄川伸一」氏・「原雄司」氏

3D printerから3D printingまで
デジタルとアナログの最先端デザイン


「KK適塾」、その講師はデザイン界の提言者に焦点をあてました。今、デザイナーとしては絶対にもっと話題になるべき澄川伸一氏、そしてデザインを技術的に立体製作に最も近接している、それも3D-Printer、3D-Printingを支援してくれる原雄司氏です。なぜもっと、あの「リオ・オリンピックでの卓球台」のデザインは、選手達を無傷とし、日本のデザイン=故・柳宗理先生(私の恩師)、そのバタフライスツール構造のコンテクストにあるにもかかわらず、この話題性を押し殺しているデザイン界の闇、これを私は許せません。3D-Printing(技術)を最も大事にデザイン界に導入してくれる原氏は、阪大の専門的教授たちが最大に評価している人物です。二人のプレゼはKeynoteゆえ、動画と音響までが伝えられました。そして、私は「基幹産業」を初めて紹介しました。現在、次世代の想像力は大きく誤っています。それは、まだITの進化をこの日本も追いかけようとしていることです。デザイン思考は思考自体が無知なこと、IoT、これも借り物、AIの止めどない進化、AIは人類の便利さを増すだけのこと。次世代は確かに優秀な才能が芽生えていますが、肝心ことをすっかり忘れているのです。彼らの想像力には、デザイナー・澄川氏の美学が欠落し、まして、IoTも AIもデザインエンジニアの原氏の主導性に無知なことです。まだ、このブログで日本のこれから、その「基幹産業」は記述できません。が、私は「KK適塾」で、単なるThinkingでもなく、IoTの借り物、AI開発不可能な、次世代に「基幹産業」は日本の創造力であること、決して想像力の中には無いことを提示したいのです。想像力と創造力の融合・統合点を覆うのは美学であることです。澄川氏と原氏にはそれが毅然とあることなのです。

澄川 伸一
1962年、東京新宿区生まれ。1984年千葉大学工学部卒、同年よりプロダクトデザイナーとして ソニー(株)、ソニ-アメリカ勤務。1992年、澄川伸一デザイン事務所設立。世界57ヶ国の滞在経験を活かした、自由な発想のデザインを実践。3DCADとプリンターを活用した人間工学的な曲面設計を得意とする。2016年、リオオリンピック公式卓球台をデザイン。ドイツレッドドット受賞をはじめとした受賞多数。英国インターナショナルデザインイヤーブックに収録作品多数。二級建築士。大阪芸術大学 客員教授

原 雄司
通信機メーカーの試作現場に就職後、3次元CAD/CAMメーカーに転職し、開発責任者、子会社社長、IR担当などを経て、2006年にケイズデザインラボを設立。切削RPやデジタルシボD3テクスチャー®などを考案。2012年東京都ベンチャー技術大賞奨励賞を受賞。「アナログとデジタルの融合で世界を変える」をミッションに、職人技のデジタル化、新技術の発掘等、新しいプロセスの開発に取り組む。企業プロジェクト、アート、医療、エンターテインメントまで、分野を横断して3Dデジタルものづくりを提案している。